かぜ薬の選び方


 風邪薬、いわゆる総合感冒薬とは、解熱鎮痛剤・鎮咳痰薬・鼻炎薬などをMIXして配合し、風邪のいろいろな症状を総合的に鎮めるものです。つまり、風邪薬はあくまでも症状を押さえ込むものであり、原因を取り除いて全快させるものではありません。風邪をひいた場合には薬だけに頼らず、安静・保温・栄養の確保に努め、体力を温存することが大切です。症状が進行しつらくなってきた場合などに、効果的な薬を選び服用するとよいでしょう。

 風邪薬は市販薬の種類がかなり多いため、選ぶのには苦労すると思います。箱に記載されている成分を見ると違うメーカーのものでもほとんど同じ内容だったりすることも多くあります。なによりもまず、選ぶときに一番重要なのは自分の症状にあったものを選ぶことです。
 たとえば、「のどが痛くて、咳がでる」というような時は、解熱鎮痛剤で効果の高いイブプロフェンやイソプロピルアンチピリンと、咳止めのリン酸ジヒドロコデインなどが一緒に配合されてるような総合感冒薬がいいと思います。痰がからむのであれば去痰薬の塩酸ブロムヘキシンも配合されていれば、なお、良いでしょう。しかし、「熱はなく、のども痛くない。でも鼻水だけが止まらない」というような時は風邪薬を服用せず、鼻炎薬を服用したほうが症状は楽になるはずです。このように、多くの症状を併発している時には総合感冒薬は一個の薬で複数の症状に対処できるという意味で手軽ではありますが、症状が限られている時には、本来なら必要のない成分まで体内に取り込んでしまうことになるので注意が必要です。どんな薬が適しているかわからない場合には薬剤師に症状を話し、一緒に選んでもらいましょう。

 風邪に似たものでインフルエンザがあります。これはインフルエンザウィルスによって引き起こされる感染症であり、総合感冒薬では一切よくなりません。市販薬で対応せず、できるだけ早く医師の診察を受けることが必要です。発症してから48時間以内に病院で処方される抗ウィルス薬を服用すれば、かなり早い時間で治ります。このインフルエンザの主な特徴として、急激な発熱(38〜40℃)・関節痛・筋肉痛・極度のだるさなどが挙げられます。このような症状がでた場合は念のため、早急に病院で診察をうけましょう。

 

 代表的な成分とその働き

この項では、解熱鎮痛剤鼻炎薬去痰薬の項で記載した成分と内容が
重複するため、記載しません。

前項に戻って確認してください。

 

 

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